キャンプごはんも回数を重ねてくると、作る料理がどんどん美味しいものへと変わっていきます。そしてある時思うのです、「達人になりたい」と。そんな達人クラスのキャンプごはんも自然に囲まれたキャンプなら実現しちゃいます。そんな料理を伝授していきます。

ここまでくればキャンプごはんの達人

あらゆる食材と炭火やガス火を駆使してプロクラスの腕前を持つ者。それが「キャンプごはんの達人」たち。

［第１弾］ニジマスのくんせいをつくる〈釣りから初めて、キャンプ満喫〉

2泊される方には是非チャレンジしていただきたい！そんな料理が「ニジマスのくんせい」。
2日目の夜には手作りのツマミで楽しい夜が待っています。正真正銘の本格スモークをあなたの手で！

スモークタイムテーブル
１日目
町営西丹沢渓流釣り場で虹鱒をゲット。
お魚をお掃除・塩漬け・洗いまで
２日目
午前中は天日干し（太陽の陽射しで美味しくなります）続いて昼から煙（スモーク）をかけて、夕刻には出来上がり。

［1］まずニジマスを釣りに行きましょう。

魚を触るのが苦手な方は町営西丹沢渓流釣り場の方に「バウアーで紹介されて来ました！」とお伝え下さい。ワタとエラのお掃除をお願いすれば、やってくれます。その際、塩は振らずに、そのままお持ち帰りください。

［2］お掃除・塩漬け
（必ず精製塩でなく天然塩をご使用下さい）。
ニジマスのお腹の中を流水下で綺麗に洗います。指先やティースプーンを使い背骨の下にある黒い内臓も綺麗に取って下さい。
その後、魚の水気を拭き取りたっぷりの塩で魚が白くなる位までお腹と外に擦り込んで下さい。
魚をジップロックやタッパーに入れ、クーラーボックスで４～６時間塩漬けして下さい（燻製を日持ちさせたければ６時間を目安に）。

［3］洗い・天日干し
塩漬けが済んだ魚をもう一度流水下で綺麗に洗います。粘膜が白く残っている所も綺麗に洗い、お腹の中がピンク色になるまで洗ってください。洗った後、キッチンペーパー等で水気を良く拭き取り、口からエラにタコ糸を掛けお腹も乾くように爪楊枝や枝を挟んでお腹を広げ、風通しがよく高い木の枝に吊るすか、干し網に入れ天日干しします(3～6時間）。干し時間の目安は魚の表面が触ってベタベタしなくなるまでです。これが美味しいスモークを作るのに重要なポイント。

［4］煙がけ
虹鱒は温燻です。なるべくスモーカー内の温度をあげたいので、気温の低い日や夜間にスモークする場合にはスモークウッド以外に炭等の置き火を足してやってください。煙が出なくなっても、スモーカーが冷えてくるまで絶対にガマンして下さい。
かかったスモークの良い香りの部分が残ってくれます（これ重要です！）。

［5］出来上がり
６時間しっかり塩漬けし、晴天下でちゃんと天日干した燻製は、吊るしたまま長期間の保存が効きます。
が、美味しくてすぐ無くなってしまうのが欠点です。